福岡県のS様のご依頼です。
お母様のご遺品のエメラルドのリングとK18チェーンを、ネックレスへお創りしました。
リングの時から既に、表面までキズが達している状態で、他店では「割れているので、外さないほうがいいですね。」と言われたほど。
お預かりして拝見すると表面のキズは完全に割れているわけではなかったので、お請けしました。
石の向きを、キズが目立たないようにしました。
(光の当たり具合で、キズが目立ったりします。)
重さ重視のカッティングのため(重量が流通時に重視されていたため)石の全体の厚み(深さ)も大きく違っていたので、枠にセットした際にまっすぐに前を向くように、土台の深さを工夫しました。
チェーンが1.5mmのロープタイプで、最近では太めと思われる物なので枠の高さはありますが、石の直径が8mmありましたので、逆に良かったようです。
チェーンが1mm以下の細いものですと、石の存在感に負けそうです。
チェーンはしっかりしていますが、石がインクルージョン(内包物)の多い繊細なものなので、入浴は避けてくださいね、とお話しました。