ロジウムメッキ

先日、「プラチナ仕上げ」と「ロジウムメッキ」についてお尋ねがありました。

「ロジウム」は、プラチナと同じ白金族の金属で、和名を「羅白金」と言います。
 特徴としては、プラチナよりも硬く、反射がよい為、メッキとして使うことによって、表面の色・輝きを増す役割をしています。

 つまり、「プラチナ仕上げ」=「ロジウムメッキ」を指しています。

 ホワイトゴールドは、一般的に薄い黄色のものが多く、白く見せる為に、ロジウムメッキをします。
 シルバー製品にも、変色防止などの理由で、施されています。
 アクセサリーでは、真鍮(銅亜鉛合金)にロジウムメッキのものが多いです。

 いずれも、プラチナのような高級感を出し、表面を硬く仕上げるということだと思われます。

 しかし、やはり「メッキ」である以上、時間の経過や、使用頻度によって、摩耗して薄くなります。
 ホワイトゴールドのジュエリーを、色がくすんだ。と持ってこられるのも、実はメッキが摩耗して薄くなり、下地の本来の色が出てきている為です。

 ホワイトゴールドの本来の色は、メッキをしなくても落ち着いていて、いい色だと思います。
 でも、日本人の好みなのか、わざわざロジウムをかけるんですよね。
 プラチナ=高級感という方程式が、染み付いているんでしょう。

 暖色系の石だったら、そのままのホワイトゴールドで作っても良い味が出ると思いますよ。^^
 ぜひお試しください。

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