今年の最後の日になりました。
福岡県 M様 のご相談です。
K18ホワイトゴールドの0.045ctのダイヤが一つ入った結婚指輪、
内側の刻印を消して、右手に着けたいとのご相談でした。
リフォーム後のイメージも一緒に、相談メールに添付いただきました。
今回の重点ポイントは、リング自体はそのまま残すという点でした。
刻印を消し、表は出来る範囲で加工を施す。
ご提案を6パターンご用意し、以下のデザインになりました。
リング本体は、鍛造でのオーダーリングとのことで、下取りに出しての加工は望まれませんでしたので、この方法でお勧めしました。
今年の、チャムへのご依頼の傾向としては、「元のリングを活かす」というポイントが多かったです。
「今あるものを大切にしたい。」という、皆様のお気持ちの現れなのでしょう。
そして、出来上がったのがこのリング。
いかがでしょう?
大切なジュエリーを、どう活かすか。
特に、宝石がメインではないリングなどは、その課題が大きいですね。
ただ下取りに出すだけでは、元のリングは素材としてでも使うことが出来ません。
どれだけそのリング自体に思い入れがあるのか。
どれを使って、どれを残すことを希望されていらっしゃるのか。
そのためにはどのような加工が可能か。
リフォームにも、対応の幅が広がってきたように感じます。
さて、今年ご紹介できなかった方も沢山いらっしゃいますが、皆様本当に、ありがとうございました。
来年も、頑張って参りたいと存じます。